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29人のクリスマス(1)パーティの始まり

29人のクリスマス
「みんなが一つの家にあつまって、ホームパーティをしたら」というお題で書かせていただいてます

登場人物の各話分布
1、ペタルアダージオクラルの話
2、魔術師達とランスの話
3、ケモノ組の話
4、アーダン一家とキャサリン(+ケストレル)の話
そして
5、全員
という感じになっておりますので、
さくっと読みたい方は5だけ読んでいただいても問題ありません:)

少しでもお楽しみ戴けましたら幸いです

ーーーーーーーーー


1、パーティの始まり


今宵は聖なる夜。クリスマス(休戦日)だ。
粉雪が深々と降り積もる森の中に、彼女の家はある。
轍すら見られない静かな森の木々の間を、たくさんの影が一緒に動く。それは嬉々としてでこぼことした木の根を飛び越え、着地すれば雪の冷たさに笑って戯れ、また大きく跳躍する。
大きな流れに逆らって、進行方向の木の裏からまた一つ影が飛び出してきた。
「厨房担当さんね、そう、ひどいニオイが厨房中に?」
「あの狐さんと猫さんが厨房に入ってるんだもの。ミートパイすら青いスライムになるんじゃない?よくて爆発でわるくて大爆発。そうね、でもセレスがついてるから青いパイにはならないかしら、せいぜい真っ黒焦げパイってところ。そうでしょ?」
彼女が同意を求めると、複数のムニオンが自爆寸前の体を震わせる動作を見せて仲間と彼女を笑わせる。

さあ帰って来た。
彼女の帰宅を森全体が喜んでいる。
家の前に到着すると、憔悴しきった顔色の男が玄関の扉を開けて一呼吸入れているところだった。
ムニオン達が歓喜にキィキィと鳴きその男の周りを飛び跳ねる。
それをどうとも思わない様子で放置し、ペタルに何かを主張しようと口を開く男。
「私は城に帰」
「さあ元気を出して。あなたの大好きなパーティーの始まりよ!」
「確かに退屈ではない。が、喧しすぎる。」
「あのお城、なにもないから好きじゃないの!あら大変。羽が落ちてるわよアダージオ!」
手当てしてあげて!ムニオン達に指示するとアダージオの足元にたちまち群がり、家の中へ押し込んでいく。
城に帰る事を諦めたのは、そこが退屈であることに間違いはないからであろう。

ムニオンをあしらいながら、サンタクロースの服を身にまとい、ジョッキでペタル秘蔵の酒をあおっている不気味な風貌の男、クラルの隣に行く。
「面倒な主催に捕まった。」
「楽しめ。この酒はなかなか美味い。」
そういうクラルの服装は奇怪だ。赤一色の暖かそうな服に、白ひげ。そしてあろうことか、ちょうど通りすがったフリッカーに赤い帽子を被せられている。
「お前、遊ばれていると思わんのか。」
眉間に皺をよせて、奇抜な風貌のクラルを問うアダージオ。
「まあ、休戦日だ。」
「ほう。」
「獲物共を眺めて飲む酒も滑稽で悪くないだろう。」
クラルは飲み干したジョッキをムニオンに投げて、もう一杯と注文する。
アダージオは家の中を見渡しながら、1匹のムニオンに秘術の炎を軽くかける。それをキィキィと喜び、次をねだるムニオンを鼻で笑い言った。
「こいつと同じ酒を持ってこい。」
これが欲しければ。と青い炎をちらつかせる。それを見たムニオン達が一斉に厨房へ走っていく。クラルが満足げにニヤリと笑ったのを見て、アダージオは釘をさした。
「退屈が嫌いでな。」
そう言って忙しく飾り付けをさせられている曲芸師の尻を一瞬だけ燃やした。
ぎゃっと悲鳴をあげ尻を押さえて周囲をキョロキョロ見渡して警戒している。
くっくっ、と笑いを漏らす仕掛け人。
こいつは相変わらずいい性格だと、クラルもニヤついていた。


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YURAーVG

Author:YURAーVG
VAINGLORYソロランクマッチの民
オータム7g→スプリング8s
→(GL加入によりこのアカウントを放置。
メインはサマー9s→オータム9sへ)
GL卒業後ブログ復活。
ちょくちょく物語を書くかもしれません。

ジャングル>ローム>レーン
ペタル狂。
目標:ソロで9g行くこと!
Twitter→https://twitter.com/000shig
ign:SYURA

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